8日、自社で企画、製造したSP商材をECサイトで販売するイタミアート＜168A＞が東証グロース市場へ新規株式を上場した。初値は2,000円で、公開価格1,600円を25.00%上回った。公開株数は655,500株、初値ベースの時価総額 29.4億円、株式上場による資金吸収額 10.4億円。調達資金は七日市工場の増設、生地溶着機、印刷機、自動裁断機の購入などの生産設備の増強、整備などに充てる。
イタミアートは1999年2月設立。自社企画・製造した、のぼり旗や幕、冊子、パネル、うちわなどといった事業者向けセールスプロモーション（SP）商材を扱うECサイト「キングシリーズ」など18サイトの運営と卸販売事業を展開する。受注からシステム開発、製造を自動化し、生産性を向上させることで、柔軟性・利便性の高いサービス、安定した品質、短納期、低価格販売に加え、最新設備による多品種、小ロット生産を実現。大口注文や案件を持つ企業からの受注については、専任の営業担当を配置し、卸価格を設定して対応。継続的な受注獲得につなげ、上拡大を図る。2023年1月期における、EC販売と卸売販売の売上構成比率はEC：69%、卸売：31%。直近の業績は、2024年1月期売上高 31億1,200万円、営業利益 1億9,200万円、経常利益 2億2,100万円、純利益 1億5,300万円だった。2025年1月期の業績予想は、売上高 35億900万円、営業利益 2億4,400万円、経常利益 2億4,000万円、純利益 1億6,700万円の見通し。
Data Base イタミアート